山陽新聞 2014年3月16日(日) |
「植治の庭」の魅力語る 岡山・京都文化フォーラム 岡山県総合福祉会館(岡山市北区石関町) |
岡山・京都文化フォーラム「京の庭・植治の庭」(山陽新聞社、京都新聞社主催、JR西日本特別協賛)が16日、岡山市北区石関町の岡山県総合福祉会館で開かれ、両府県の文化人らが、近代庭園づくりの先駆者として名高い7代目小川治兵衛(屋号・植治)の作品を中心に、庭園の魅力を語り合った。
次期12代目小川勝章さん(京都市)、国際日本文化研究センター教授・白幡洋三郎さん(京都府向日市)、フリーアナウンサー遠藤寛子さん(岡山市)が出席。 小川さんの基調講演に続き、江見肇山陽新聞社編集局次長の司会で意見交換した。 小川さんは、琵琶湖疏水を活用した7代目の代表作・無鄰菴(むりんあん)(京都市)などを例示し「自然への憧れや敬意を代々、大事にしてきた」と植治流の庭造りを紹介。遠藤さんは「庭園は自分の内面と静かに向き合える豊かさがある」と話した。 庭園史に詳しい白幡さんは「7代目は岡山が誇る大名庭園・後楽園を参考にした可能性がある」とし、「名園は遊び心に満ちている。それを発見するのが楽しみ方の一つ」と、約420人の聴衆に呼び掛けた。 【 2014年03月16日 22時51分 】 |
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