産経新聞 2011年9月23日(金) |
ブライダル関連会社、「京鐘邸」と「百福庭園」をオープン 京都 ■幸せのパワースポットに 水琴窟の音など随所に仕掛け | ||
2011.9.23 01:56 ◇
老若男女に和の風情を気軽に親しんでもらおうと企画した。「百福庭園」と名付けた庭園は、造園家の11代目小川治兵衛氏が作庭。京町家「京鐘邸」はこの庭を楽しむための町家として京都出身の建築家、若林広幸氏が改築した。 縦約6メートル、横約12メートルの庭園には、もともとこの庭にあった貴船石や石柱などを利用。ハートの描かれた門をくぐると、「夫婦燈籠」と名付けられた2つの燈籠がカップルを明かりで照らして祝福する。 また、2つの水琴窟の音が共鳴することで「幸せの鐘の音」を演出。「四条」「堀川」の文字が彫られた石柱は「しじゅう(四条、始終)ほれ(堀、惚)かわ」と、常にほれている状態を表現するなど、「幸せを願う」仕掛けを随所に込めたという。 京鐘邸の大きく開かれた縁側の窓は庭向こうのビル群が見えないよう、高さも配慮。若林さんは、「四季折々の変化が楽しめる。どの季節にもそれぞれの思い出作りができるようシンプルな空間にした」と話す。 式前の支度室としてだけでなく、七五三や宮参り、記念撮影にも使用可能。辻順子社長は「楽しくなるようなエネルギーのある庭。和の庭園を楽しむ第一歩にしてほしい」と話している。 問い合わせは京鐘((電)075・711・1151)。 |